つけたまま寝るのは避けた方がよいでしょう。
ある一日だけコンタクトレンズをつけたまま寝てしまい、次の日角膜潰瘍になってしまったといった例などが増えてきています。寝ている間はまぶたが閉じているのもあり、ただでさえ角膜への酸素供給は激減します。まして、コンタクトレンズをしたまま寝るとなおさらです。また、寝ている間は涙もほとんど分泌されないので、涙からの酸素供給も減っているのです。
上記のように、角膜が酸素不足になることは危険です。連続装用(夜もつけたまま寝れる)としてみとめられているコンタクトレンズもありますが、夜はずして使用する場合(終日装用)と比べて、圧倒的にトラブルが多くなります。特別な理由がない限り、コンタクトレンズをしたまま寝るのは避けたほうが賢明でしょう。もし連続装用タイプのコンタクトレンズをどうしても希望する場合は、それに耐えうる目かどうかをよく検査してもらい、また最低でも月に一回の定期検査が必要でしょう。
当院では連続装用未経験の方には、基本的に連続装用の方法でのコンタクトレンズ処方はしておりません。いままで連続装用なさっている方にも、終日装用に変更されることをお勧めしております。
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